「嫌な会社だったから辞めた」ではない
自分が舗装の現場を離れた話をすると、待遇や人間関係が悪かったと思われることがあります。でも、自分の場合はむしろ逆でした。
会社ではよくしてもらっていました。まだ株式会社になる前の会社で、経営者の方から「将来はお前を社長にする」と言ってもらっていました。その後、会社は株式会社になりました。自分を必要としてくれている感覚もありました。だからこそ、辞める決断は簡単ではありませんでした。
休憩時間に考えていたこと
現場の休憩時間に本を読むことがありました。仕事が終わってからではなく、仕事の合間にも「これからどう生きたいか」を考えていたのを覚えています。
周りが悪かったわけではありません。ただ、自分の中で「このまま同じ道を進むことが、本当に自分の望んでいることなんかな」という違和感が少しずつ大きくなっていました。
良い会社でも、自分に合い続けるとは限らない
働く環境が良いことと、その仕事を一生続けたいことは別でした。逆に言えば、今の会社に不満がある人も、「仕事そのものが向いていない」とすぐに結論を出す必要はないと思います。
自分は現場から離れる道を選びましたが、同じ業界の別会社に移る人もいれば、職人経験を活かして管理側に進む人もいます。どれが正解という話ではありません。
今なら、条件も人生も一緒に見る
当時の自分は“続けるか、辞めるか”で考えていました。今は家族もいるので、給与だけではなく、帰宅時間、休日日数、家族と過ごせる時間、数年後の体力まで含めて考えます。
仕事選びは、その日の給料だけではなく生活全体の話なんだと、現場を離れてから強く感じるようになりました。