「嫌な会社だったから辞めた」ではない

自分が舗装の現場を離れた話をすると、待遇や人間関係が悪かったと思われることがあります。でも、自分の場合はむしろ逆でした。

会社ではよくしてもらっていました。まだ株式会社になる前の会社で、経営者の方から「将来はお前を社長にする」と言ってもらっていました。その後、会社は株式会社になりました。自分を必要としてくれている感覚もありました。だからこそ、辞める決断は簡単ではありませんでした。

休憩時間に考えていたこと

現場の休憩時間に本を読むことがありました。仕事が終わってからではなく、仕事の合間にも「これからどう生きたいか」を考えていたのを覚えています。

周りが悪かったわけではありません。ただ、自分の中で「このまま同じ道を進むことが、本当に自分の望んでいることなんかな」という違和感が少しずつ大きくなっていました。

良い会社でも、自分に合い続けるとは限らない

働く環境が良いことと、その仕事を一生続けたいことは別でした。逆に言えば、今の会社に不満がある人も、「仕事そのものが向いていない」とすぐに結論を出す必要はないと思います。

自分は現場から離れる道を選びましたが、同じ業界の別会社に移る人もいれば、職人経験を活かして管理側に進む人もいます。どれが正解という話ではありません。

今なら、条件も人生も一緒に見る

当時の自分は“続けるか、辞めるか”で考えていました。今は家族もいるので、給与だけではなく、帰宅時間、休日日数、家族と過ごせる時間、数年後の体力まで含めて考えます。

仕事選びは、その日の給料だけではなく生活全体の話なんだと、現場を離れてから強く感じるようになりました。

現場の条件や働き方は、会社・地域・職種によって異なります。ここに書いているのは、自分の経験と考えです。仕事や転職を検討するときは、実際の求人条件や会社の情報も確認してください。
ハル|現場仕事と家族10代から20代にかけて舗装の現場で働いていました。今はフリーランスで、時間もある程度自由になりました。2児の父。現場仕事を否定するのではなく、給料・休日・帰宅時間・家族との時間まで含めて「今の会社の働き方」を考えるための話を書いています。